スタッフブログ

研修★介護基礎技術(実技確認編)

2019.5.20 - []

5月17日(金)、この4月に入職した新卒職員および中途採用者を交えた10名が参加し、介護基礎技術(実技確認編)の研修が行われました。
4月に行われた介護基礎技術(講義と実技編)で学んだボディメカニクスを応用して起居移乗動作の実技を行います。
講師は介護老人保健施設サンタハウス弘前の統括リーダー菊田健さん、短期入所生活介護サンタハウス弘前の統括リーダー三上駿介さん、職員総合教育研修室の柳田一男室長です。

今回は左麻痺がある利用者様をベッドに横になっている状態から起こして車椅子へ移乗後、再び車椅子からベッドへ移乗し、横になってもらうという一連の動作をペアで行います。

まず菊田さんと三上さんのお手本を見ながら介助する際の注意点を確認していきます。

ベッドの高さを車椅子よりも少しだけ高くなるよう調整します。これにより、利用者様の身体を水平に移動させるだけで、余分な力を使わなくても車椅子への移乗を行うことができます。
さらに利用者様の身体は小さくまとめ、お尻を支点にし、てこの原理を利用して最小限の力で利用者様を起こします。

その他にも

・利用者様が立ち上がりやすいようにベッドに浅く腰掛けてもらい、足を引いてもらう。
・車椅子の位置を調整し、スムーズに移乗できるようにする。
・移乗する際は出来るだけ身体を近づけ、足を開いて支持基底面を広く取り、腰を落として重心を低くし、姿勢を安定させる。

などの点に注意して、早速新入職員の皆さんも実践です!初めは戸惑いながらも、一つ一つの動作を確認しながら介助していきます。

車椅子とベッドとの距離感が上手くつかめず、移乗するのに苦戦する場面も見受けられました。

淡々と介助するのではなく、声掛けをしながら利用者様の様子や体調にも気を配ることも重要です。

菊田さんからは「大事なのはスピードではなく、一つ一つの動作の意味を考え、丁寧に介助することです。」とアドバイスがありました。
いくら介助のスピードが上がってもそれが利用者様にとって安全、安楽でなければ意味がないということですね。

6月には介護基礎技術(発展編)の研修が行われます。今回学んだことを現場で活かしてもらい、次回の研修ではさらに成長した姿を見せてくれることを期待しています!

Translate »